読書 砥上 裕將『線は、僕を描く』 主人公の霜介はたまたま水墨画の巨匠に出会い、才能を見込まれて弟子になり、順調に腕を上げ、よき理解者にも恵まれて……とあらすじだけ読めばなろう小説のような都合のよさだが、実際はそう感じさせない物語の奥行きがある。それは、シンプルな物語の枠に対... 2021.11.26 読書