読書 砥上 裕將『線は、僕を描く』 主人公の霜介はたまたま水墨画の巨匠に出会い、才能を見込まれて弟子になり、順調に腕を上げ、よき理解者にも恵まれて……とあらすじだけ読めばなろう小説のような都合のよさだが、実際はそう感じさせない物語の奥行きがある。それは、シンプルな物語の枠に対... 2021.11.26 読書
読書 渡辺優『アヤとあや』 誰かの“特別”でありたいすべての人へ画家である父のモデルをしている、小学5年生の亜耶は、常に自らの美意識と神秘性に特別なものを感じていた。そんな彼女は相棒の彩といつも行動を共にしていた。歳を重ねるにつれ、次第に自分に宿る神秘性が損なわれてい... 2021.11.24 読書