ジェームズ・クラベル『23分間の奇跡』

読書

「人間の考え方を変えたり、何かを吹きこんだりするのは、なんと容易な事なのか」
作者の後記の言葉だ。

この本には、占領された国の学校での出来事が書かれている。
新しくやってきた支配国の教師の手によって、子供たちの思想がだんだんと誘導されていく……。
子供の純粋さと、考えが変化していく様子が恐ろしい。

教育の重要性とその恐ろしさについて考えさせられる。
これはフィクションだけの話ではない。
私自身も、正しいと思っていることが実は操作されたものかもしれないと思うとぞっとする。


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